ピアノはボケ防止になる!遅すぎることなんてない!

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記事の目次

指先を使う動作が認知症予防に効果があるのはご存知でしたか。

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高齢化が進む日本での認知症患者は65歳以上で4人に1人と言われています。

一般的には50代から脳の機能は徐々に衰えてくると言われており、物忘れや不眠などの症状も軽度の認知症の初期症状ではないかと言われています。

ですから早い段階から日常の生活の中に病気を予防する効果のある「脳トレ」を取り入れ、ボケ予防に役立てる事が大事ですね。

今回はこのボケ防止に役立つ脳トレーニングの1つ、ピアノをご紹介します。
手や指には沢山の神経が集まっていて、脳への刺激が強い場所です。ですからピアノやキーボードは脳トレとしては最適の科目と言われています。

「シナプス」ってご存知でしたか?

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人間の脳の中には数十兆個もの神経細胞が詰まっており、細胞間の情報伝達を果たすのがシナプスと呼ばれる情報伝達物質です。

しかし老化や脳血管障害などによって神経細胞が破壊されたり、シナプスの働きが弱くなってしまうと、ネットワークが切れてしまい脳の情報伝達機能が失われてしまいます。

これが原因で脳の機能、覚える事や判断する事が出来なくなってしまうのが認知症のシステムです。
このシナプスは、信号を送り続ける事でより太くなり、記憶を強力にします。

逆に破損したり傷ついて使われなくなるとどんどん細くなり、最終的には細胞が死んでしまいます。

強く覚えている事は何度も思い返しますね。それにより何度もシナプスが信号を送る為に記憶がより強くなるのです。
最近の研究では脳に刺激を与えると神経細胞が増え、新しい生成も可能であることが分かって来ました。

では、どのような刺激を脳に与えたら良いのでしょうか。

ピアノとシナプスの関係性

ピアノを老化防止にオススメしたいのは、「目で音符を読むこと、先の楽譜を見ることが、頭に良い刺激」になり、
「目で見た音がどの音か、鍵盤のどの高さで弾くかを考えることは記憶と確認の作業の繰り返し」になり、これによって脳への信号を古くしないという効果があります。

もちろん実際に指を動かして脳と連動させることは運動の効果もあり、ストレスの解消にも繋がります。

次に、左右10本の指をフルに使うという、普段慣れない動きをするということ。
手や指をよく動かすとボケないという話は有名ですし、手指の体操の本が多く出版されています。

創造性を司る右脳は左手に繋がり、言語など理性的な事を担当する左脳は右手に繋がっていると言われ、それぞれが別々の役割を持っています。どちらか片方しか使わない方法よりも、両方を同時に動かす運動の方がより効果的なのはこの為です。
ピアノは10本の指を全部同時に、しかも左右バラバラに使う行動なテクニックが必要です。

特に左手の薬指や小指など、普段あまり使わない指も使ってあげる事が大きなポイントです。

慣れない事、別々の事を同時に行う事は脳に刺激を与える上でとても重要なポイントです。

脳に良い影響を与えるのは運動面だけではなく、精神面への作用もあります。
「ドーパミン」という脳内物質を御存知でしょうか。脳内に分泌されるこの物質は嬉しさ、楽しさといった感情を作ります。それが成功体験、喜びに繋がり、自分で出来る事の範囲がグッと広がります。

大きく言うとドーパミンは活力をくれる脳内物質です。
ドーパミンが分泌されるのは、何かに成功した時、出来なかった事が出来る様になった時、評価された時、優れた作品に触れた時などです。

これらはピアノ教室で生徒さん達が、レッスンで実感している事です。

ですからピアノを習う事はドーパミンの分泌を促す事にも繋がるんです。

効果があるとはいえ、無理にやるのは逆効果

これまでピアノが何故脳の活性化に良いのかについて紹介してきましたが、

だからと言って、ピアノが苦手な方、お好きでない方が無理にやることはあまりオススメできません。

成功体験を少しずつ積み重ねていく事で達成感を得ながら、ピアノを楽しみましょう。
指だけでなく、曲から伝わる楽しさに耳を傾け、懐かしい曲などから弾いていったり、演奏するだけでなくピアノを聴くという受動的な楽しみにも感覚の刺激とリラックス効果があります。
また、ピアノ教室では音楽の歴史や音楽家の事を知る機会もありますから、知的好奇心が満たされる楽しみも増えるでしょう。

認知症の為に頑張る、という意気込みでなくても、単に毎日の楽しみが増えることは良い事です。

あくまで、楽しみながら・・・!が大切ですね!!

ピアノを始めるタイミング 遅すぎるなんてことはない!

シニアグループピアノ発表会

何かを始めようとする時に遅すぎる、早すぎると言う事はありません。

上達にも個人差がある様に、楽しみ方や始めるタイミングも人によって様々です。

何歳までに始めないと効果がない、などの情報を気にする事は全くありませんから、思い立った時が始め時ではないでしょうか。

逆に初心者ほど一生懸命に楽譜を追いますから、前頭葉の部分が刺激されて活発になると言われています。逆に慣れていて既に上手な方は楽譜を追わずとも覚えてしまっているので新しい刺激と言う意味では初心者の方にこそ有効と言えます。
何も気負うこと無く、新しい趣味の1つとしてピアノを是非加えてみてはいかがでしょうか(^^♪

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